農業界と経済界の連携による先端モデル農業確立実証事業 先端農業連携創造機構

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連携プロジェクト詳細

28年度採択

埼玉発最先端ねぎ生産体系構築コンソーシアム

汎用性の低い専用機械が多い野菜作において、機械メーカーのノウハウ等を活用し、1台で様々な作業(定植溝作り、移植、土寄せ、施肥、収穫等)が可能な万能トラクターを開発・導入し、農機具費の低減と省力化を目指す。

農業界代表:アルファイノベーション㈱
経済界代表:㈱アグリン

コンソーシアム形成の経緯

 農業経営において、農業機械にかかる費用は大きな負担となっています。これは、多くの農業機械は作業専門性が極めて高く、必要ではあるが年間数時間しか使わないものも多いことが一因として挙げられます。農機具メーカーである㈱アグリンは、この課題を解決するため、以前より農業機械の部品設計に関して取引のあった松尾研究所と共に畑作用万能トラクターの開発を検討していたところ、当事業の存在を知ることになりました。そして会社の地元である埼玉県で生産が盛んなねぎをベースに野菜向けの新しい作業・機械化体系の構築を目指し、埼玉で農業を営むアルファイノベーションとコンソーシアムを組み、事業に応募することとなりました。

プロジェクトにかける想い
 ハイト・ワイドコントロールを備えた汎用性の高い畑作用トラクターを開発することで、様々な作目・作業体系での幅広い利用が可能となり、農業生産において大きな負担となっている農機に関するコストを低減させ、農業者の所得向上に寄与できればと考えています。
また、特に高齢化の著しい農業界において、作業時および移動時の安全性を向上させた農機とすることで、作業負担を軽減して高齢者の農業従事年数の延長や事故の軽減にも役立てたいという思いがあります。


技術

 ねぎの生産は圃場条件(畝形状、管理、土質、作物の大きさ)が他の作物に比べ、各地によって多種多様なため、ねぎの栽培に対応できる万能トラクターを開発できれば、他の作目への転用も容易であると考えられます。本実証で開発する畑作用万能トラクターは主に以下のような機能を備える予定です。
① 機体の高さと幅の自動コントロール機構
 ハイトコントロール(機体の自動昇降装置)により様々な大きさ・成長に具合の野菜に対応した作業を可能とする機能です。また、ワイドコントロール(機体の自動トレッド変更装置)により作物や地域により異なる条間に対応できます。また、移動時はハイトコントロールにより機体を低くして安定性を増すことで、転倒などの事故低減も考慮しています。
② 高度な運転・作業制御機能および安全性の向上
HST(静油圧無段変速機)を走行部と、耕うんの機構であるロータリーに採用し、自由な車速変更と狭い圃場での作業性の向上、様々な作業を可能にします。また、操作部を丸ハンドルにすることで操作ストレスを低減します。
 その他、メンテナンス性の向上のためベルトを使用しない設計とし、農作業においてニーズの高いインプルメントとのマッチングを優先することで、実用性が高くかつ導入コストを低く抑えた農機の開発を目指しています。

[更新]

将来展望

 平成28年度の実証では試作1号機が完成し、次年度以降は機構の改良と実証を継続していきます。合わせて他のインプルメントへの対応も見据え、他社農機メーカーとの協力体制の構築も検討していきます。

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